パーソナルトレーニングジムの料金は高い?料金とサービスを徹底比較
パーソナルトレーニングジムとフィットネスクラブの料金の違い
パーソナルトレーニングジムというのも今では珍しくなくなりました。2000年頃はほぼ無かったんですけどね。ライザップの登場と共に一気に増えた印象です。
ジム選びをする方も、コナミスポーツやティップネスのような総合型のフィットネスクラブに通うか、それともトレーナーを付けてパーソナルトレーニングジムに通うか、という選択肢が増えました。
パーソナルトレーニングジムと普通のジムの料金
料金についてはやはりパーソナルジムの方が高くなります。
パーソナルジム | 総合型ジム |
1時間 6000円~20000円 | 1カ月 5000円~15000円 |
料金面では圧倒的に総合型ジムの方が安いですね。営業時間いつでも行けるフルタイムの会員だと10000円前後。全国全ての店舗を使えるマスター会員などだと12000~15000円くらいでしょうか。自宅と職場の両方通いたい、色んな場所を移動していて空き時間に近くのジムを使いたいという方は全国の店舗が多いジムのマスター会員がいいですね。
パーソナルトレーニングジムは1回1時間で6000円くらいが最低ラインだと思います。高いところだと2ヶ月16回で40万というところもあるので、1時間当たり2万を超えますが、概ねこのくらいの範囲に収まります。
パーソナルトレーニングジムと普通のジムのサービスの違い
単純な料金の比較ではパーソナルジムは圧倒的に費用が掛かることになってしまいます。では、サービス面での違いはどうでしょうか?
パーソナルジムのメリット
パーソナルジム | 総合型ジム |
パーソナルトレーナーが付く | パーソナルトレーナーは付かない |
目標を設定してそこに向かっていく | 目標設定は自分で行う |
毎日の食事指導等も行ってくれることが多い | 食事指導は無い |
予約をするのでサボらず続けられる | つい行かなくなってしまう |
パーソナルジムの特徴は、勿論パーソナルトレーナーが付くことにあります。
トレーナーが付くことで、辛いトレーニングや食事制限も頑張れます。一人だと、何かいいわけを作って止めてしまうものです。
プロアスリートでもボディビルダーでも、トレーナー、またはトレーニングパートナーを付けることが多いですが、生活の為にトレーニングしているアスリートでさえ、辛いトレーニングを続けるモチベーションを維持するのは楽ではありません。
ましてや一般の方でしたら、トレーナーに励まされ、一緒に取り組むことで続けるモチベーションになるようです。
パーソナルジムのデメリット
パーソナルジム | 総合型ジム |
料金が高い | 料金が安い |
筋トレのみ | プール、エアロビクスなどもある |
器具が少ない | 器具は豊富 |
このようなデメリットがパーソナルジムにはあります。
料金については上述した通りですが、総合型にあるスタジオやプールというものが必要という方も少なくありません。また、細かいマシンなどの器具はパーソナルジムではない場合が多いです。
これは、中の上くらいのレベルの人までが十分に鍛えられるレベルでいいという場合がほとんどだからです。いいジムであれば、95%くらいの人が目標達成できるレベルで揃えているので、より高みを目指す人などは、マシンの豊富なゴールドジムに行く必要があるかもしれません。
パーソナルトレーニングジムの料金に合う人
メリットとデメリットを考えると、パーソナルジムは料金は高いけど、目標達成まで継続して効果を出すことが出来る。という風に考えていいと思います。
その場合、その料金を支払ってもいい人と、少し勿体ないかもしれない人が居ます。パーソナルジムを経営している私の立場からすると皆様来てください!と言いたいところですが、実際に別のジム等を紹介することもあります。パーソナルジムに合うのは以下のような方々です。
- ◆トレーニング初心者の方
- ◆短期で効果を出したい方
- ◆怪我をしやすい高齢者
- ◆過去の怪我などで動作のバランスが崩れている方
- ◆トレーニングで成長が行き詰っている中級者
- ◆お金に余裕があり、効率よくトレーニングしたい経営者など
このような方はお勧めです。
トレーニング初心者の方
トレーニング初心者はまず正しいトレーニング方法、正しい栄養摂取の方法などを学ぶのが大切です。
間違った方法を覚えてから修正する方が大変というのはどのスポーツでも同じです。
初心者の場合、5~10回程度はまとめて通うことで基本を学び、その後は1年ほど月に1回でもいいので通うことで、正しい方法、トレーニングのバリエーションを身に付けるといいでしょう。
短期で効果を出したい方
短期集中ダイエットなども正しいやり方で取り組むことで、無理なく、より多くの体重を落としていくことができます。
結婚式前や、夏の水着シーズン前など、2~6か月以内でどうしてもダイエットしなきゃいけないという時には自力よりトレーナーに依頼することがおすすめです。
ケガをしやすい高齢者・過去にケガをした方
ケガをし易い方も、自主トレよりトレーナーが付いた方がいい場合が多いと思います。
年齢と共に、どうしても怪我は増えてしまいます。これは私も実感しているところです。
膝、腰、手首など、痛めない為の正しいフォームや適切な重量設定
柔軟性や筋力バランスの調整など、怪我のリスクのある人ほど、プロの目で見て貰った方がいいでしょう。
80代90代になっても自力で活動的に動けるかどうかというのは、とても大きな違いだと思っています。
トレーニングに行き詰っている中級者
自主トレで3,4年程度続けた中級者も成長が止まりやすい時期です。4年目以降はちゃんとやってもなかなか伸びないんですよね。
成長の為の戦略をパーソナルトレーナーと一緒に考えるというのは効果的です。
自身で大会出場の経験のあるパーソナルトレーナーは中級者以上の指導経験があると思います。
また、本人も伸び悩む時期を経ていると思います。
そのような方には、きっと停滞を突破するための戦略や、現状での間違いなどが見つかるかと思います。
お金に余裕がある方
経営者やお医者様等、経済的に余裕のある方は、より効率よくトレーニングする方法の一つとして、パーソナルトレーナーを付けるという選択肢はありだと思います。
実際、今現在は多くの経営者がトレーナーを付けて体型や健康の為のトレーニングを行っています。
最大のデメリットである料金面の問題が無ければ、皆さん効果を実感し、5年、10年と継続して取り組まれています。
プロのモデル
体型維持が資本のモデルさんなどは、パーソナルトレーナーを付けるべきでしょう。
無理な体重管理などで体調を崩す人も多く居ます。
基本的には意識が高い方が多いので、普段は自主トレを行いつつ
やはり月に1度か2度程度、パーソナルトレーナーについてもらうという形が多いですね。
パーソナルトレーニングジムの料金に合わない人
パーソナルトレーニングジムのデメリットである高い料金に見合わないかなと思う方もいらっしゃいます。
- ◆プロアスリート
- ◆筋肉を増やしたくない方
- ◆重い持病のある方
などです。
プロアスリート
アスリートはトレーニングをするべきですし、パーソナルトレーナーも付けるべきだと思います。
しかし、パーソナルジムとなると、なかなかアスリートの限界を超えることが難しい場合があります。
0.1%の差で競うような場合、パーソナルジムの多くでは対応しきれない場合があります。
例えばハイクリーン等を行えるパーソナルジムがどのくらいあるかというと、東京のジムで1割は余裕で切ると思います。
仮にやったとしても、ビルの1階の店舗ですら苦情が来てしまうと思います。古いビルなら1階で落とした振動が3階まで響きます。
競技などにもよりますが、2,3割のアスリートはアスリートを専門とするジム等で受けた方が勝ちに繋がるのではと思います。
筋肉を増やしたくない方
これは別にダメでもないし、指導することはできるのですが、もしかしたらピラティスなどの方が合っているかもしれません。
個人的にはわざわざジムで高いお金を払ってトレーニングするのは勿体ないかなと。
現在の筋肉を維持するという目的はOKだと思います。
全くトレーニング経験は無いけど、筋肉付けたいわけでも無いというのでしたら、やはりピラティスなど体の使い方を学ぶような場所の方が、少し安かったり、自宅でも出来るのでいいのではと思います。
重い持病のある方
重い持病のある方も、リスクが大きいので対応難しいことがあります。
何をしても腰が痛い、膝が痛いという場合は、病院などで理学療法士さんに診てもらうのがいいかもしれません。
バーベルトレーニングが難しい事もあり、マシンが豊富なジムの方が指導し易いケースもあります。
いかがでしょうか?
私自身がパーソナルジムを運営しているので、比較的パーソナルジムの良さをアピールしてしまいがちですが、なるべく中立的に比べてみたつもりです。
特に一番大きな違いである料金面で、どのような方がいいのか、どのような使い方がいいのかを考えて頂ければ幸いです。
大手パーソナルジムだと、まとめ払いのみ、短期集中コースのみということもありますが、私たちのような規模ですと、都度払いで月に1,2回というような利用方法もあります。
24時間ジム等と併せて使っていただくなども可能ですので、それぞれのメリットを考えてご利用頂ければ幸いです。
宮崎