失敗しないおすすめパーソナルトレーニングジムの選び方①~絶対に必須な器具~

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宮崎 隆一

代表取締役株式会社リーブル
トレーナー歴15年。パーソナルトレーニングジムMIYAZAKI GYMを4店舗運営し、自身でも年間1200~1500件のレッスンを行っている。専門はダイエット・ボディメイク。 NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定トレーナー) フィットネスニュートリションスペシャリスト ヘビー級プロキックボクシングライセンス(失効) テコンドー関東大会二部無差別級優勝 全日本学生ボディビル選手権6位 剣道二段 居合道初段

パーソナルトレーニングジムが増えましたが、ぶっちゃけ選べませんよね。トレーナーが良いか悪いかも見極めは難しく、人としての相性も分かりにくいものです。

ただ、1点確実に通う前でもわかるものがあります。それがパワーラック

パワーラック(またはスミスマシン)を置いていないまたは家庭用の安価な物を使っている場合には注意が必要です。失敗しないジム選びのポイントとしてプロ目線でお教えします。

パワーラックが無い場合には以下のようなデメリットがあります。

  • 高い目標達成が出来ない
  • 余計な時間がかかって目標達成までに費用が多くかかる
  • トレーニングの種類が少なく、細かいボディメイクが出来ない

私自身のジムは勿論導入していて、基本的には大手パーソナルジムもほぼ全てと言っていいくらい導入しています。総合型ジムでもほとんど置いています。大規模でも小規模でも必ず置く最優先器具と考えて下さい。

パワーラックはなぜ必要?

パワーラックは基本的なバーベルトレーニングを行う為に必要な器具です。

「最も効率よく筋肉を付ける」という点でトレーニング器具を選びなさいと言われたら、99%のトレーナーがバーベルでのトレーニングを勧めるでしょう。ダイエットの場合も筋肉は増やす場合がほとんどですし、レベルの違いも考えたら、ダンベルだけでもいいかもというのは最善ではありません。

こちらの論文にもあるように、バーベルでのトレーニングは明確に差があります。使われる筋肉の数も多くなります。

参照:A comparison of free weight squat to Smith machine squat using electromyography.

スミスマシンじゃだめなの?

スミスマシンでの代用も悪くありません。バーベルトレーニングを行えるパワーラックの方が効果は高いのですが、初心者や運動が苦手な方の場合、スミスマシンの方が正しいフォームを作りやすいというメリットがあります。

特に短期プログラムでのダイエット等の場合、フォームを固めるのに時間がかかってしまうより、スミスマシンの方がいいという方もいます。

しっかりバーベルを教えるべきだとは思うのですが、好みもあるのでスミスマシンでの代用もありだと思います。

パワーラック無しがだめな理由

パワーラック(またはスミスマシン)を置かないという選択肢は「自分のクライアントには必要ない」ということか、単純に「コスト削減の為」ということでしょうが、ほとんどのジムには置いてあり、あえて減らした総合型ジムは、その分様々なマシンを豊富に揃えています。

なぜパワーラックを置かないのが駄目なのでしょうか?

トレーニング出来ない種目がある

パワーラックが無いとバーベルスクワットやデッドリフトが難しくなります。筋トレのBIG3と言われるスクワットを行えないのは大きなデメリットです。ダンベルでも出来るし、片足のブルガリアンスクワットでも悪くはありません。

レッグプレスがあるのなら妥協するのもありかもしれません。しかしパワーラックを置かないパーソナルジムにレッグプレスがあることは2%も無いと思います。

また、付属でラットオプションが付いていることも多いのですが、ラットプルダウンが無い場合、トレーニングで重要な上から下に引くトレーニングがほぼできなくなってしまいます。

こういうマシンです。総合型ジムにはほぼ間違いなくあると思います。

トレーニング強度が低くなる

ラックを使わないことであまり重い重量を使うことができなくなります。

「絶対に初心者の女性しか教えないジムです」というのならいいですが。

漸進的な過負荷を与えにくい

負荷を少しずつ上げていくというのは筋肉を付けていく為に必要なことです。また、しっかり成長しているかの目安としても扱う重量の変化というのは重要になります。

これが曖昧な負荷の自重トレーニングなどがメインとなってしまうと、徐々に増やしていく、変化を可視化するということが難しくなります。

トレーニングの6原則3つの原理というものがあります。漸新世の原則はそのうちの一つです。

体力・競技力の向上に伴って、運動の強さ・量・技術課題を次第に高めていくことです。いつまでも同じ強度の繰り返しではそれ以上の向上は望めません。定期的なプログラムの再検討が重要になります。

参照:eヘルスネット

種目の幅が狭まる

「パワーラックを置かない分、他のマシンを沢山揃えました」というならいいのですが、パーソナルジムに限ってはその理由はまずありません。

結果として効果の高い種目を中心に、多くのトレーニング種目が出来ない状態になります。

パワーラックを置かない理由

パワーラックやスミスマシンは前述の通り必須の器具です。パワーラックが無いジムの経営者に、「パワーラックを置けるなら置きたいですか?」と聞いたら、「置きたいです」と答えます。実際に何度か聞いたことがあります。

でもパワーラックがないジムもあるんですよね。理由はいくつかあります。

パワーラックは高い

パワーラックはそれなりの値段がします。必要なオプションとプレートやベンチ、バーベル含めると80万くらいは掛かってしまいます。床の補強などもしないといけない場合があるので。搬入組み立てで15万くらい追加で取られたりもしますw

参考:TAFF STAFFパワーラックセット

それなら初期費用を抑えて手軽に始めてしまおうかということも思ってしまうようです。

広いスペースが必要

ちゃんとした220センチバーベルを使おうと思うと、幅3メートル近くは必要で、縦も250センチは無いと難しいです。

この場合、多くのマンションでは難しくなってしまうんですよね。マンションの一室で始めたいという場合には難しいです。

必要スペース

6畳ほどのスペースが必要となります。
ただし、一般的なオリンピックバーをご使用の場合、バーの長さが220cm前後ありますので、プレート付替のスペースも考えると、お部屋の横幅は280cm〜300cmほど必要となってきます。
パワーラックの幅に合わせるだけでは、スペースが不足しますのご注意ください。

THINK FITNESS通販サイトより引用

狭いスペースでもいけるとなると家賃も安く済むし、音の問題も出にくいです。ですが効率その他は大きく下がります。

指導内容的に必要ない

理学療法士の資格を持ったトレーナーなどで、リハビリがメインだったり、ヨガやピラティスを主体とした指導、ストレッチやマッサージなどの場合には本当に必要ないと思われます。

「機能改善」あたりがメインですね。その辺を売りにしているジムの場合は問題ないでしょう。逆により深い知識と経験が必要になるので、トレーナーの腕が重要になる分野です。

家庭用パワーラックが駄目な理由

パワーラックを置かないまでいかなくても、家庭用のパワーラックを使ってしまうジムもあります。業務用のものは非常に高い強度ですが、そこまで無くても大丈夫です。準業務用と言われるクオリティがあればパワーラックの機能としては業務用と比べても遜色ありません。200キロ以下の利用では差が分かりません。

家庭用のパワーラックの欠点は以下の通りです。

強度が低い

家庭用のパワーラックは強度に難があります。一人で使用していても、グラグラ揺れてしまったり、バーホルダーなどがぐらついてしまったりします。

急に壊れるということはありませんが、業務として1日何時間も使うとなると、すぐにガタが来てしまうでしょう。

狭い

大抵のものは幅が狭く、ワイドスタンススクワットが出来ないものもあります。これではバリエーションが少なくなります。

調整が面倒

バーホルダーやセーフティの調整が簡単でないものが多いです。いちいち長い棒を引き抜いてはめるというのは、時間の限られるパーソナルレッスンの時にはよくありません。

そもそもセーフティの幅が全く足りなかったり、位置が高すぎてまともに使えなかったりするようなものもあります。

トレーニング効率が悪い

ケーブルの質がいいものはほとんどありません。ここが家庭用との一番の差かもしれません。ウエイトもスタック式ではなくプレート式のものだと変更や微調整が大変です。

 


 

以上のような理由から家庭用のものはすすめません。主なメーカーで言うとファイティングロード、ボディメーカー、アイロテック(家庭用)等ですね。その他でも、これはクオリティ低いというものは沢山あります。

ただ、これらのメーカーは質が悪いから勧めないというのではなく、あくまで業務として使うのに適していないということです。自分の為に使う程度なら、価格的にもスペース的にもいいのではと思います(もちろん高いラックの方がいいのですが)

多くのパーソナルトレーニングジムで使われているパワーラック

見極めが難しいので、パワーラックがないジムは省くとして、ラックがある場合、多くのジムはどのようなものを使っているのでしょうか?

実はライザップ等の大手含めて、ほとんどのパーソナルトレーニングジムは同じメーカーのものを使っています。後々独自開発した会社もありますが、7.8割はこれというものがあります。

TAFF STAFF社製パワーラック、スミスマシン

 

TAFF STAFF社製のパワーラックやスミスマシンは非常によく使われています。ライザップも昨年私が見た時は一番左のパワーラックでした。今もこれでしょうか?弊社も左の二つを使っています。一番右のタイプはスミスマシンもバーベルも使える優れものですが、ケーブルの扱いが微妙で、悩むところです。

POWERTEC社製パワーラック

これも比較的よく使われます。強度が高く、アタッチメント類も豊富です。TAFF STAFF社製のものより安いんですよね。ただし、もっと安いハーフラックは全くおすすめしません。一度買って後悔しました。

これです。めちゃくちゃ塗装がはげてしまうのと、セーフティバーが短すぎて使いにくいのと、セーフティバーの最低位置が高すぎてベンチプレスで一番下まで下ろせないという、なんとも半端な感じでした。

省スペースに見えるし、本体だけなら10万を切るのでお買い得に見えてしまいます。その為、たまに導入しているジムは見かけます。うちは導入して失敗したと思ったので、TAFF STAFFに切り替えました。

その他本格的なラック

その他、ハンマーストレングス等のパワーラックは更に高く、強度もばっちりなのですが、ここまでは必要ありません。導入しているジムはかなり本格的なアスリート等の指導を行っているのかもしれません。

これは100万以上します。しかし高さも250センチくらいあって、まず普通のマンションや雑居ビルには入りません。パーソナルジムの多くは小規模であることを考えると現実的ではないかなと思います。ゴールドジムなど業務用は大体このくらいのサイズになってしまいますね。

パーソナルジムの器具選びまとめ

最初にも書いた通りトレーナーの腕の良し悪しとか相性は重要な割にわからないものです。

ただし、器具についてははっきりわかる部分なので、スクリーニングとしてパワーラック、スミスマシンの有無というところは条件にした方がいいと考えます。

自分のジムが導入しているからというポジショントークではなく、大手含めておそらく8割9割のジムが導入しているのにはちゃんと理由があります。ということです。最低限無い所を省いて選択するというだけで選びやすくはなると思います。

その上で、料金やシステム、トレーナーやメソッドが合うかどうかを検討するというのがいいのではないでしょうか。

 

パワーラックを使っての指導は渋谷新宿池袋武蔵小杉のパーソナルトレーニングジムミヤザキジムまで。

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